正答2
解説
正解は2です。
寄生虫の生活環では、有性生殖を行う宿主を終宿主、幼虫期や無性生殖を行う宿主を中間宿主と呼びます。
ヒトがどの宿主にあたるかを整理しておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 蟯虫症ではヒトは中間宿主ではなく終宿主です。
蟯虫は中間宿主をもたず、虫卵の経口摂取でヒトに感染します。
2:○ マラリアではヒトが中間宿主です。
ヒトの肝細胞や赤血球の中では無性生殖を行い、有性生殖はハマダラカの体内で行われるためです。
3:× 横川吸虫症ではヒトは終宿主です。
第1中間宿主はカワニナ、第2中間宿主はアユなどの淡水魚です。
4:× 日本海裂頭条虫症ではヒトは終宿主です。
サクラマスやカラフトマスなどが第2中間宿主で、その生食で感染します。
5:× Manson裂頭条虫症では、ヒトは本来の中間宿主ではなく待機宿主にあたります。
終宿主はイヌやネコで、第1中間宿主はケンミジンコ、第2中間宿主はカエルやヘビです。
ヒトはカエルやヘビの生食などで幼虫(プレロセルコイド)を取り込みます。
幼虫は成虫にならず、皮下などを移動するマンソン孤虫症を起こします。
【ポイント】
原虫のマラリアは、カが終宿主でヒトが中間宿主という逆転した関係になっています。
同様にトキソプラズマでもヒトは中間宿主で、終宿主はネコです。