正答3
解説
正解は3です。
腎不全では糸球体濾過量が低下し、尿中に排泄される電解質が体内にたまります。
またビタミンDの活性化障害も加わり、カルシウム・リン代謝が乱れます。
【選択肢別解説】
1:× 腎不全では高カルシウム血症ではなく低カルシウム血症になります。
腎での活性型ビタミンD産生が低下し、腸管からのカルシウム吸収が減るためです。
2:× 高ナトリウム血症は腎不全の典型ではありません。
腎不全では水の排泄も障害されるため、むしろ低ナトリウム血症に傾きやすくなります。
3:○ 高リン血症が起こります。
リンは主に腎から排泄されるため、糸球体濾過量の低下で血中にたまります。
4:× 腎不全では低カリウム血症ではなく高カリウム血症になります。
カリウムの尿中排泄が低下するためで、致死的不整脈の原因になります。
5:× 腎不全では低マグネシウム血症ではなく高マグネシウム血症に傾きます。
マグネシウムも腎から排泄されるためです。
【ポイント】
腎不全の電解質異常は「高K、高P、高Mg、低Ca」と覚えましょう。
高リン血症と低カルシウム血症は二次性副甲状腺機能亢進症の原因になります。