正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
LDには、電気泳動で陽極側からLD1〜LD5の5つのアイソザイムがあります。
LD1・LD2は心筋や赤血球に、LD5は肝臓や骨格筋に多く含まれます。
別冊No.5では、陽極(+)側の2本のバンドが太く真っ黒に染まり、3本目は灰色です。
陰極(−)側の4本目と5本目は非常に薄く、LD1・LD2が優位のパターンです。
【選択肢別解説】
1:× 急性肝炎では肝細胞からLD5が逸脱し、陰極側のLD5が増加します。
図のように陰極側が薄いパターンにはなりません。
2:○ 心筋梗塞では心筋に多いLD1とLD2が増加します。
発症後にLD1がLD2を上回ることもあり、図の陽極側優位に一致します。
3:○ 溶血性貧血では赤血球に多いLD1とLD2が血中に放出されます。
そのため陽極側のバンドが濃くなり、図に一致します。
4:× 横紋筋融解症では骨格筋に多いLD5(およびLD4)が増加します。
陰極側が濃くなるはずで、図とは合いません。
5:× 急性リンパ性白血病などの造血器腫瘍では、LD2とLD3が中心に増加します。
LD1・LD2だけが突出する図のパターンとは異なります。
【ポイント】
LD1・LD2優位は心筋と赤血球、LD2・LD3優位は白血病や肺・筋疾患、LD5優位は肝臓と骨格筋と覚えましょう。