正答5
解説
正解は5です。
亜鉛は赤血球内に血清の約10倍の濃度で含まれています。
そのため、赤血球が壊れると血清亜鉛は上昇します。
逆に、摂取不足や需要増加では低下します。
【選択肢別解説】
1:× 褥瘡では血清亜鉛は低値になりやすいです。
創傷治癒に亜鉛が消費され、低栄養を伴うことも多いためです。
2:× 妊娠では血清亜鉛は低下します。
胎児への移行と循環血漿量の増加による希釈が原因です。
3:× 低栄養では亜鉛の摂取が不足し、血清亜鉛は低下します。
亜鉛を運ぶアルブミンが低下することも一因です。
4:× 味覚障害は亜鉛欠乏の代表的な症状です。
味蕾の細胞の新陳代謝に亜鉛が必要なため、血清亜鉛は低値を示します。
5:○ 溶血性貧血では血清亜鉛が高値になります。
赤血球内に多く含まれる亜鉛が、溶血によって血中に放出されるためです。
【ポイント】
亜鉛、カリウム、LD、ASTは赤血球内に多く、溶血で高値になります。
採血時の溶血でも偽高値になるので注意が必要です。