正答1
解説
正解は1です。
肉芽腫は、マクロファージに由来する類上皮細胞や多核巨細胞が集まった結節性の病変です。
中心に乾酪壊死を伴うかどうかで、原因の推定が絞り込めます。
【選択肢別解説】
1:○ 結核症では乾酪壊死を伴う肉芽腫を形成します。
中心のチーズ状の壊死を、類上皮細胞とラングハンス型巨細胞、リンパ球が取り囲みます。
2:× 放線菌症は肉芽腫ではなく、膿瘍を形成するのが特徴です。
膿の中に菌塊(硫黄顆粒)がみられます。
3:× Hansen病では、類結核型で類上皮細胞肉芽腫がみられますが、乾酪壊死は伴いません。
らい腫型では泡沫状の組織球(らい細胞)が集まります。
4:× カンジダ症では、好中球の浸潤を伴う化膿性の炎症や微小膿瘍が主体です。
乾酪壊死を伴う肉芽腫は形成しません。
5:× トキソプラズマ症のリンパ節炎では、小型の類上皮細胞の集簇がみられますが、乾酪壊死は伴いません。
【ポイント】
乾酪壊死を伴う肉芽腫といえば結核です。
乾酪壊死を伴わない類上皮細胞肉芽腫は、サルコイドーシスやCrohn病が代表です。