正答3
解説
正解は3です。
臓器を覆う上皮の種類は、その臓器の働きと結びついています。
物理的な刺激が強い部位は重層扁平上皮、吸収や分泌を行う部位は円柱上皮、異物を運ぶ部位は線毛上皮です。
【選択肢別解説】
1:× 胃の被覆上皮は重層扁平上皮ではなく単層円柱上皮です。
粘液を分泌して胃酸から粘膜を守ります。
2:× 腟の被覆上皮は線毛円柱上皮ではなく、重層扁平上皮(非角化)です。
摩擦に耐えるのに適しています。
3:○ 気管の被覆上皮は多列線毛上皮(多列線毛円柱上皮)です。
線毛運動によって、粘液でとらえた異物を咽頭へ送り出します。
4:× 食道の被覆上皮は多列線毛上皮ではなく、重層扁平上皮(非角化)です。
飲み込んだ食物の摩擦から粘膜を守ります。
5:× 卵管の被覆上皮は重層扁平上皮ではなく、単層線毛円柱上皮です。
線毛運動で卵子を子宮へ運びます。
【ポイント】
重層扁平上皮は口腔、食道、腟、皮膚にみられます。
線毛上皮は気道と卵管にあり、どちらも「ものを運ぶ」働きを担っています。