次の文を読み84、85の問いに答えよ。
カラム法による血液型検査の結果(別冊No. 12)を別に示す。
判定として正しいのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
別冊No.12はカラム凝集法の判定カードで、左から抗A、抗B、抗D、コントロール、A₁赤血球、B赤血球の6本です。
赤血球がゲルの上部や中間にとどまれば凝集あり(陽性)、ゲルを通過して底に沈めば凝集なし(陰性)と判定します。
写真では、抗Aと抗Bの列で赤血球が底に沈んでおり陰性です。
抗Dの列は赤血球がゲル上部に帯状にとどまり陽性で、コントロールは底に沈んで陰性です。
ウラ検査では、A₁赤血球の列でゲル上部に凝集の帯がみられ陽性です。
B赤血球の列は底に沈んでおり陰性です。
【選択肢別解説】
1:× ウラ検査はA型ではありません。
A₁赤血球が凝集しているので血漿中に抗Aがあり、B赤血球が凝集しないので抗Bがありません。
これはB型のウラ検査の結果です。
2:○ オモテ検査O型、ウラ検査B型、Rh陽性です。
抗A・抗Bともに陰性で赤血球にA・B抗原が検出されず、血漿には抗Aだけがあり、抗Dが陽性だからです。
3:× オモテ検査はAB型ではありません。
抗Aと抗Bの列はどちらも凝集していないため、O型と判定します。
4:× オモテ検査はAB型ではなく、Rhも陰性ではありません。
抗Dの列でゲル上部に凝集がみられるので、Rh陽性です。
5:× オモテ検査はAB型ではありません。
ウラ検査のB型は正しいですが、オモテ検査はO型です。
【ポイント】
カラム法では、凝集した赤血球はゲル上部にとどまり、凝集しない赤血球は底に沈みます。
オモテ検査とウラ検査が一致しない場合は、判定を保留して原因を調べます。