正答4
解説
正解は4です。
体腔液は、炎症や腫瘍で生じる滲出液と、循環障害や低蛋白血症で生じる漏出液に分けられます。
蛋白濃度・比重・LD・細胞数などの値から、どちらに当てはまるかを判断する問題です。
【選択肢別解説】
1:× LD 140 U/Lは滲出液を示唆しません。
滲出液の目安は血清LD基準上限の3分の2以上で、140 U/Lはそれを下回り漏出液の範囲です。
2:× 比重1.014は漏出液の値です。
滲出液では蛋白が多いため、比重は1.018以上になります。
3:× 細胞数15個/μLは少なく、漏出液に合う値です。
滲出液では炎症細胞や腫瘍細胞が増え、細胞数は多くなります。
4:○ 蛋白濃度4.5 g/dLは滲出液を示唆します。
滲出液の蛋白濃度の目安は3.0〜4.0 g/dL以上です。
炎症で血管透過性が高まり、血漿蛋白が体腔へ漏れ出るためです。
5:× 中皮細胞が主体であることは漏出液に合う所見です。
滲出液では好中球やリンパ球などの炎症細胞が主体になります。
【ポイント】
滲出液は蛋白が多く、比重・LD・細胞数が高く、フィブリンが析出しやすい液です。
胸水ではLightの基準(蛋白比0.5超、LD比0.6超、LDが血清基準上限の3分の2超)も頻出です。