正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
Holter心電図は、日常生活中の心電図を24時間程度記録する検査です。
誘導法と、どのような病気の診断に役立つかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 胸骨上への電極装着は避けません。
胸骨上は筋肉が少なく筋電図の混入が少ないため、むしろ電極を置く部位として使われます。
2:× 単極誘導ではなく、双極誘導が用いられます。
CM5誘導やNASA誘導は、2つの電極間の電位差を記録する双極誘導です。
3:○ NASA誘導はCM5誘導よりP波が見やすい誘導です。
胸骨柄と剣状突起付近に電極を置き、心房の興奮の向きに沿うためP波が大きく記録されます。
不整脈の解析に適しています。
4:× 記録中のSTは体位によって変化します。
体位で心臓の位置や電気軸が変わるため、虚血と誤判定しないよう注意が必要です。
5:○ Holter心電図は狭心症の診断に有用です。
発作時のST変化を日常生活の中で捉えることができます。
特に夜間から早朝に起こる冠攣縮性狭心症の診断に役立ちます。
【ポイント】
CM5誘導はST変化(虚血)の検出に、NASA誘導はP波(不整脈)の観察に優れます。
Holter心電図では、行動記録とSTの変化を照らし合わせて判定します。