正答4
解説
正解は4です。
脈波伝播速度〈PWV〉は、脈波が動脈を伝わる速さで、動脈の硬さの指標です。
動脈が硬いほど脈波は速く伝わり、PWVは高値になります。
【選択肢別解説】
1:× PWVは加齢により減少しません。
年齢とともに動脈が硬くなるため、PWVは上昇します。
2:× PWVは血圧の影響を受けます。
血圧が高いと血管壁の張力が増して見かけ上硬くなるため、PWVは高くなります。
3:× PWVは女性より男性で高い傾向があります。
女性はエストロゲンの作用などにより、閉経前は男性より低値です。
4:○ 上下肢にカフを巻いて行う検査法があります。
上腕-足首間脈波伝播速度〈baPWV〉は、両上腕と両足首にカフを巻いて測定します。
同時に足関節上腕血圧比〈ABI〉も測定できます。
5:× PWVが低値のときではなく、高値のときに心血管疾患の発症リスクが高まります。
【ポイント】
PWVは「加齢・高血圧・動脈硬化で上昇」し、高値ほど心血管リスクが高くなります。
baPWVはABIと同時に測定し、ABIは0.9以下で下肢閉塞性動脈疾患を疑います。