正答3
解説
正解は3です。
脂質異常症のWHO分類(Fredrickson分類)は、増えているリポ蛋白の種類でⅠ〜Ⅴ型に分けます。
各型の代表的な原因を組み合わせて問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× Ⅰ型の原因はLCATではありません。
リポ蛋白リパーゼ〈LPL〉またはアポC-Ⅱの欠損で、カイロミクロンが増えます。
2:× Ⅱ型の原因はLPLではありません。
代表はLDL受容体の異常による家族性高コレステロール血症で、LDLが増えます。
3:○ Ⅲ型の原因はアポリポ蛋白Eの異常です。
アポEがE2/E2型だと、レムナントが肝臓の受容体に結合しにくくなります。
その結果、中間比重リポ蛋白〈IDL〉などのレムナントが増え、β-VLDLが出現します。
4:× Ⅳ型の原因はLDL受容体ではありません。
Ⅳ型は肝臓での超低比重リポ蛋白〈VLDL〉の産生過剰などで、VLDLが増えます。
5:× Ⅴ型の原因はCETPではありません。
Ⅴ型はカイロミクロンとVLDLがともに増える型です。
CETPの欠損では、高HDLコレステロール血症になります。
【ポイント】
Ⅰ型はカイロミクロン、Ⅱa型はLDL、Ⅱb型はLDLとVLDL、Ⅲ型はIDL、Ⅳ型はVLDL、Ⅴ型はカイロミクロンとVLDLが増えます。
Ⅲ型のアポE2/E2と、電気泳動でのbroad βバンドはセットで覚えましょう。