正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
細胞診の固定には、塗抹後すぐにアルコールに入れる湿固定と、空気中で乾かす乾燥固定があります。
どちらを使うかは、行う染色法によって決まります。
【選択肢別解説】
1:× PAS反応は湿固定で行います。
95%エタノールで湿固定した標本で、グリコーゲンや粘液を染めます。
2:○ Giemsa染色は乾燥固定で行います。
塗抹した標本を冷風ですばやく乾かし、その後メタノールで固定します。
血液や骨髄の標本と同じ方法で、体腔液やリンパ節の捺印標本などに用います。
3:× Alcian blue染色は湿固定で行います。
酸性粘液多糖類を青く染める染色です。
4:× Papanicolaou染色は湿固定で行います。
塗抹後すぐに95%エタノールに入れ、乾燥させないことが重要です。
乾燥すると核が膨らんで不明瞭になります。
5:○ ペルオキシダーゼ染色は乾燥固定した塗抹標本で行います。
骨髄や末梢血の標本と同じく、乾燥させた標本を固定して染色します。
顆粒球系細胞の酵素を検出し、白血病の病型の判定に役立ちます。
【ポイント】
乾燥固定はGiemsa染色やペルオキシダーゼ染色など、血液系の染色法です。
Papanicolaou染色・PAS反応・Alcian blue染色は湿固定で、乾燥は禁物です。