正答1
解説
正解は1です。
脂質の染色では、脂に溶けやすい色素を使い、組織中の脂質に色素を溶け込ませて染めます。
パラフィン包埋では脂質が溶け出してしまうため、凍結切片を用いるのが原則です。
この問題は脂質の染色法ではないものを選ぶので、○ が答え(脂質を染めない染色法)です。
【選択肢別解説】
1:○ Congo red染色は脂質の染色法ではありません。
アミロイドを橙赤色に染める染色法です。
偏光顕微鏡で観察すると、アミロイドが緑色の複屈折を示します。
2:× Nile blue染色は脂質の染色法です。
中性脂肪を赤色、脂肪酸などの酸性脂質を青色に染め分けます。
3:× oil red O染色は脂質の染色法です。
中性脂肪を鮮やかな赤色に染め、脂肪肝の評価などに使われます。
4:× Sudan black B染色は脂質の染色法です。
リン脂質を含む広い範囲の脂質を黒色に染めます。
血液では顆粒球系の細胞を染める目的でも使われます。
5:× Sudan Ⅲ染色は脂質の染色法です。
中性脂肪を橙赤色に染めます。
【ポイント】
脂質の染色はSudan Ⅲ・oil red O・Sudan black B・Nile blueで、凍結切片で行います。
アミロイドの染色は、Congo red・DFS・チオフラビンTと区別して覚えましょう。