正答1
解説
正解は1です。
肝硬変では、線維化と再生結節によって肝臓の形と内部の性状が変化します。
超音波検査では、肝表面や辺縁、実質エコーの変化として現れます。
【選択肢別解説】
1:○ 肝硬変では再生結節によって肝表面が凹凸不整になります。
肝縁の鈍化、実質エコーの粗雑化、脾腫、腹水とともに肝硬変の代表的な所見です。
2:× カメレオンサインは、体位変換や時間の経過で内部エコーが変化する所見です。
肝血管腫に特徴的で、肝硬変の所見ではありません。
3:× ブルズアイサインは、腫瘤の中心が高エコーで周囲が低エコーの帯に囲まれる「牛の目」状の所見です。
転移性肝癌に特徴的です。
4:× 肝深部エコーの減衰は、脂肪が超音波を吸収・散乱して深部が見えにくくなる所見です。
脂肪肝でみられます。
5:× 肝腎コントラストの増強は、肝臓のエコーが腎臓より明るくなる所見です。
脂肪肝の代表的な所見で、肝硬変の特徴ではありません。
【ポイント】
脂肪肝は「高輝度肝・肝腎コントラスト・深部減衰・脈管不明瞭化」、肝硬変は「表面の凹凸・辺縁鈍化・左葉と尾状葉の腫大・脾腫」と整理します。