正答5
解説
正解は5です。
体液と血漿蛋白に関する基本的な生理学の問題です。
体液の量、浸透圧と細胞の変化、浮腫の定義などを正確に覚えておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 血漿蛋白は血液のpHでは陰イオンとして存在し、主にH⁺を受け取る側(塩基)として緩衝作用を示します。
「酸として」は誤りです。
2:× 赤血球を高張液にさらすと、水が細胞の外へ出ていくため膨張ではなく収縮します。
膨張して溶血するのは低張液にさらしたときです。
3:× 成人男性の体重に占める水の割合は約80%ではなく約60%です。
新生児では約80%と多く、高齢者や女性では少なくなります。
4:× 間質液が異常に蓄積した状態は充血ではなく浮腫といいます。
充血は、動脈血の流入が増えて組織の血液量が増した状態です。
5:○ 膠質浸透圧は血漿中の蛋白質によって生じ、その大部分をアルブミンが担います。
そのためアルブミンが低下すると膠質浸透圧が下がり、浮腫の原因となります。
【ポイント】
膠質浸透圧は血管内に水を引き留める力で、低アルブミン血症(ネフローゼ症候群や肝硬変)で浮腫が起こる理由になります。
体液は細胞内液が体重の約40%、細胞外液が約20%と覚えましょう。