正答5
解説
正解は5です。
透過型電子顕微鏡の標本は、樹脂に包埋した組織を厚さ数十nmの超薄切片にして観察します。
超薄切片の作製にはウルトラミクロトームを用います。
【選択肢別解説】
1:× ガラスナイフは、ウルトラミクロトームで半薄切片や超薄切片を作るときに用いるナイフです。
電子顕微鏡標本の作製に使用します。
2:× グリッドメッシュは、超薄切片を載せて電子顕微鏡で観察するための網目状の金属板(主に銅製)です。
電子顕微鏡標本の作製に使用します。
3:× ダイヤモンドナイフは、超薄切片を作るためのナイフです。
ガラスナイフより切れ味が長く保たれます。
4:× toluidine blue染色液は、厚さ約1 µmの半薄切片を染めて、光学顕微鏡で観察部位を確かめるのに用います。
電子顕微鏡標本の作製工程で使用します。
5:○ テトランダー型ミクロトームは、パラフィン切片やセロイジン切片を作る光学顕微鏡用の滑走式ミクロトームです。
超薄切片は作れないため、電子顕微鏡標本の作製には使用しません。
【ポイント】
電子顕微鏡標本の作製は「グルタルアルデヒドとオスミウム酸で二重固定、樹脂包埋、半薄切片で部位確認、超薄切片、ウラン・鉛で電子染色」の流れです。
光学顕微鏡用のミクロトームには滑走式(テトランダー型など)と回転式があります。