正答2
解説
正解は2です。
壊死には、組織の輪郭が保たれる凝固壊死と、組織が溶けて液状になる融解壊死(液化壊死)があります。
臓器の性質によって、どちらの壊死が起こりやすいかが決まっています。
【選択肢別解説】
1:× 腎梗塞では、細胞の輪郭が保たれたまま固まる凝固壊死が主体となります。
2:○ 脳は脂質に富み、組織を支える結合組織が少ないため、壊死組織が酵素によって溶けやすい臓器です。
そのため脳梗塞では融解壊死が主体となり、のちに空洞を形成します。
3:× 肺梗塞は、二重の血液供給を受ける肺に起こるため、出血を伴う出血性梗塞となります。
壊死の形は凝固壊死が主体です。
4:× 脾梗塞では、腎梗塞と同様に凝固壊死が主体となり、楔形の貧血性梗塞を形成します。
5:× 小腸梗塞は出血性梗塞の形をとり、壊死の形は凝固壊死が主体です。
【ポイント】
融解壊死の代表は脳梗塞と膿瘍、凝固壊死の代表は心筋・腎臓・脾臓の梗塞です。
結核の乾酪壊死は凝固壊死の特殊な型として覚えておきましょう。