正答4
解説
正解は4です。
抗酸菌の多くは37℃前後で培養します。
しかし、皮膚に病変を作る一部の菌種は体表の低い温度を好むため、30℃前後での培養が必要です。
【選択肢別解説】
1:× M. aviumは肺の非結核性抗酸菌症の主な原因菌です。
37℃でよく発育し、低温培養は必要ありません。
2:× M. intracellulareはM. aviumとともにMAC(Mycobacterium avium complex)を構成する菌です。
37℃で発育します。
3:× M. kansasiiは光に当てると黄色の色素を作る光発色菌です。
肺の感染症の原因となり、37℃で発育します。
4:○ M. marinumは魚や水槽の水に生息し、手指の皮膚に肉芽腫(水槽肉芽腫)を作る菌です。
至適発育温度は30℃前後で、37℃では発育が悪いため低温での培養が必要です。
5:× M. tuberculosis complexは結核の原因菌群です。
37℃で発育し、低温培養は必要ありません。
【ポイント】
皮膚病変の検体から抗酸菌を培養するときは、37℃に加えて30℃前後の培養も行います。
M. marinumのほか、M. ulceransやM. haemophilumも低温を好む菌です。