正答3
解説
正解は3です。
蛍光顕微鏡は、特定の波長の光(励起光)を当てたときに標識物質が出す、より長い波長の光(蛍光)を観察する顕微鏡です。
そのため、標識には蛍光を出す色素を用います。
【選択肢別解説】
1:× 金コロイドは電子密度が高い粒子で、電子顕微鏡の免疫染色やイムノクロマト法の標識に用います。
蛍光を出す物質ではありません。
2:× ルミノールは、過酸化水素などとの化学反応で光を出す化学発光物質です。
励起光を当てて光らせる蛍光物質ではなく、蛍光顕微鏡の観察には用いません。
3:○ ローダミンは、緑色の光で励起すると赤色の蛍光を出す蛍光色素です。
抗体の標識などに用いられ、蛍光顕微鏡での観察に適しています。
4:× ルシフェリンはホタルの発光物質で、ルシフェラーゼという酵素の働きで光を出す生物発光の基質です。
蛍光顕微鏡の観察には用いません。
5:× ルテニウム錯体は、電極上での電気化学反応で光を出す電気化学発光の標識物質です。
免疫測定法(ECLIA)に用いられ、蛍光顕微鏡の観察用ではありません。
【ポイント】
蛍光色素の代表は、緑色の蛍光を出すフルオレセインイソチオシアネート〈FITC〉と、赤色の蛍光を出すローダミンです。
発光の種類は「蛍光(光で励起)」「化学発光(化学反応)」「生物発光(酵素反応)」「電気化学発光(電極反応)」と区別します。