正答5
解説
正解は5です。
超音波は体内を進むにつれて、吸収や散乱によって弱まります。
吸収の大きさは媒質によって大きく異なり、液体は小さく、空気や骨は非常に大きいのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 筋肉は線維状の構造をもち、超音波の吸収係数は水や血液よりも大きい組織です。
2:× 空気は超音波の吸収が非常に大きく、ほとんど通しません。
そのため検査ではゼリーを塗って、探触子と皮膚の間の空気を除きます。
3:× 血液は液体ですが、血球や蛋白質を含むため、水よりも吸収係数がやや大きくなります。
4:× 脂肪は軟部組織の一つで、超音波の吸収係数は水より大きい組織です。
5:○ 水は内部に超音波を散乱・吸収する構造がほとんどないため、吸収係数が最も小さい媒質です。
膀胱や嚢胞など液体がたまった部位は、超音波がよく通り、後方エコーが増強します。
【ポイント】
吸収(減衰)は「水 < 血液 < 脂肪 < 筋肉」の順に大きくなり、骨と空気は桁違いに大きくなります。
減衰は周波数が高いほど大きくなるため、深部を見るときは低い周波数の探触子を使います。