正答5
解説
正解は5です。
この問題は典型的でない値を選ぶので、○ が答え(特発性肺線維症として典型的でない値)です。
特発性肺線維症は肺が線維化して硬く縮む疾患で、拘束性換気障害を示します。
肺の容量はすべて小さくなりますが、気道の閉塞はないため一秒率は保たれます。
【選択肢別解説】
1:× %VC(%肺活量)60%は、80%未満であり拘束性換気障害の所見です。
特発性肺線維症の典型的な値です。
2:× %FVC(%努力肺活量)60%も、肺の容量が減少していることを示し、典型的な所見です。
3:× %FRC(%機能的残気量)70%は、肺が縮んで安静呼気位の肺気量が減っていることを示します。
線維化による典型的な変化です。
4:× %TLC(%全肺気量)70%も、肺全体の容量の減少を示す典型的な所見です。
5:○ FEV₁%(一秒率)50%は、70%未満であり閉塞性換気障害を示す値です。
特発性肺線維症では一秒率は正常か、むしろ高値となるため典型的ではありません。
【ポイント】
拘束性換気障害は%VC 80%未満、閉塞性換気障害は一秒率70%未満で判定します。
特発性肺線維症では、肺拡散能(DLco)の低下も重要な所見です。