正答5
解説
正解は5です。
血清アミラーゼには、膵臓由来のP型と、唾液腺などに由来するS型のアイソザイムがあります。
アミラーゼは分子量が約5万と小さいため糸球体で濾過され、尿中に排泄されます。
【選択肢別解説】
1:× S型もP型と同様に糸球体で濾過され、尿中に排泄されます。
尿中に排泄されないわけではありません。
2:× 急性膵炎では膵臓由来のP型が上昇します。
S型ではありません。
3:× P型とS型の分子量はほぼ同じです。
両者は電気泳動での荷電の違いなどで分離されます。
4:× 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は唾液腺の炎症なので、上昇するのはP型ではなくS型です。
5:○ 腎不全では糸球体での濾過が減り、アミラーゼが尿中へ排泄されにくくなります。
そのため、由来に関係なくP型とS型の両方が血中で上昇します。
【ポイント】
血清アミラーゼが高く、尿中アミラーゼが低いときは、腎不全のほかマクロアミラーゼ血症も考えます。
マクロアミラーゼは免疫グロブリンと結合した巨大分子で、糸球体を通過できないためです。