正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
慢性腎臓病(CKD)の重症度は、原因(Cause)、腎機能(GFR)、尿蛋白(Albuminuria)の3つで評価するCGA分類で表します。
病期の区分には、GFRと尿蛋白(またはアルブミン)の量を組み合わせて用います。
【選択肢別解説】
1:× 尿浸透圧は腎の濃縮力の評価に用いる検査です。
CKDの病期分類には用いません。
2:× 尿糖定量値は糖尿病の評価に用いる検査で、CKDの病期分類には含まれません。
3:○ 糸球体濾過量(GFR)は腎機能そのものを表し、G1からG5までの区分に用います。
日常診療では血清クレアチニンなどから求めた推算GFR(eGFR)を用います。
4:○ 尿蛋白定量値は腎障害の程度を表し、A1からA3までの区分に用います。
糖尿病では尿アルブミン、それ以外では尿蛋白の量で区分します。
5:× 尿素窒素/クレアチニン比は、脱水や消化管出血などの腎前性の要因を推定する指標です。
CKDの病期分類には用いません。
【ポイント】
CKDは、GFR 60 mL/分/1.73 m²未満、または尿蛋白などの腎障害の所見が3か月以上続く状態と定義されます。
同じGFRでも尿蛋白が多いほど、末期腎不全や心血管疾患のリスクが高くなります。