正答5
解説
正解は5です。
パラフィン包埋は、固定した組織を脱水、脱脂・透徹、パラフィン浸透、包埋の順に処理する工程です。
組織の水分を、最終的に水と混ざらないパラフィンに置き換えることが目的です。
【選択肢別解説】
1:× パラフィンは親水性ではなく疎水性です。
そのため、組織の水分をアルコールで十分に除いてから浸透させます。
2:× 包埋に用いるのは軟パラフィンではなく、融点の高い硬パラフィンです。
軟パラフィンは浸透の初期段階に用いることがあります。
3:× 組織の収縮率が最も大きいのは脱水時ではなく、加熱を伴うパラフィン浸透時です。
4:× 硬パラフィンは融点が50℃より高いパラフィンを指します。
融点が低いものが軟パラフィンです。
5:○ エタノールはメタノールより炭素鎖が長く、脂質をよく溶かします。
そのため、脱脂効果はメタノールよりエタノールの方が高いです。
【ポイント】
パラフィン浸透の温度が高すぎたり時間が長すぎたりすると、組織が硬く縮んで薄切しにくくなります。
浸透温度はパラフィンの融点より数℃高い程度に保ちます。