正答3
解説
正解は3です。
環状鉄芽球は、鉄顆粒が核を取り巻くように並んだ赤芽球です。
国際的な定義では、5個以上の鉄顆粒が核周囲の3分の1以上を取り囲むものとされます。
鉄がミトコンドリアに異常に沈着することで生じます。
【選択肢別解説】
1:× aでは、鉄顆粒は細胞質の中に散らばっており、核に接しているものは少数です。
核を取り囲んでいないため、環状鉄芽球ではありません。
2:× bでも、鉄顆粒は細胞質に散在し、核に接するのは2〜3個にすぎません。
核を取り囲む配列ではないため、環状鉄芽球ではありません。
3:○ cでは、10個前後の鉄顆粒が核の縁にぴったり接して並び、核の周囲の大部分を取り囲んでいます。
5個以上の顆粒が核周囲の3分の1以上を囲むという定義を満たします。
4:× dでは、鉄顆粒が核の一部(片側)に偏って集まっており、核の周囲を十分に取り囲んでいません。
環状鉄芽球の定義を満たしません。
5:× eでは、鉄顆粒の数が少なく、核の周囲にまばらに付いているだけです。
環状鉄芽球ではありません。
【ポイント】
環状鉄芽球は、鉄芽球性貧血や、骨髄異形成症候群(MDS)の一部の病型で出現します。
鉄染色(Berlin blue染色)では、鉄顆粒は青色の点として観察されます。