正答4
解説
正解は4です。
炎症が起こると、肝臓で作られる蛋白質の量が変化します。
炎症で増える蛋白質を急性期蛋白、逆に減る蛋白質を負の急性期蛋白といいます。
【選択肢別解説】
1:× α1-アンチトリプシンは、好中球エラスターゼなどの蛋白分解酵素を阻害する急性期蛋白です。
炎症時には増加します。
2:× α1-酸性糖蛋白は急性期蛋白の1つで、炎症時に増加します。
3:× ハプトグロビンは、ヘモグロビンと結合する急性期蛋白です。
炎症時には増加します。
溶血では消費されて減少します。
4:○ トランスフェリンは、炎症時に肝臓での合成が抑えられて減少する負の急性期蛋白です。
アルブミンやトランスサイレチンも同じく減少します。
5:× フィブリノゲンは凝固因子であると同時に急性期蛋白です。
炎症時には増加し、赤沈の亢進の原因になります。
【ポイント】
炎症で減る負の急性期蛋白は「アルブミン・トランスサイレチン(プレアルブミン)・トランスフェリン」です。
増える急性期蛋白の代表はCRPで、ハプトグロビン・フィブリノゲン・α1-アンチトリプシンなども増えます。