正答3
解説
正解は3です。
ビリルビンは黄色の色素です。
黄色に見える物質は、補色にあたる青色付近の光(約450 nm)を強く吸収しています。
【選択肢別解説】
1:× 260 nmは、核酸(DNAやRNA)が強く吸収する紫外線の波長です。
核酸の定量に用いますが、ビリルビンの極大吸収波長ではありません。
2:× 340 nmは、NADHやNADPHが吸収する紫外線の波長です。
酵素活性の測定(UV法)に用いますが、ビリルビンの極大吸収波長ではありません。
3:○ ビリルビンは約450 nm付近の青色光を強く吸収します。
この性質を利用して、新生児の血清ビリルビンを直接分光法で測定したり、光線療法を行ったりします。
4:× 540 nmは、ヘモグロビン測定のシアンメトヘモグロビン法で用いる波長です。
ビリルビンの極大吸収波長ではありません。
5:× 570 nmはビリルビンの極大吸収から大きく外れた緑黄色の領域です。
ビリルビン自体はこの波長をほとんど吸収しません。
【ポイント】
主な極大吸収波長は「核酸 260 nm、NADH 340 nm、ビリルビン 450 nm、シアンメトヘモグロビン 540 nm」です。
新生児黄疸の光線療法は、ビリルビンがよく吸収する青色光を照射して、水溶性の異性体に変える治療です。