正答1
解説
正解は1です。
炎症の四主徴は、古代ローマのCelsusが示した炎症の基本的な徴候です。
発赤(rubor)・腫脹(tumor)・発熱(熱感、calor)・疼痛(dolor)の4つで、のちにGalenusが機能障害を加えて五主徴となりました。
本問は「含まれないもの」を選ぶので、四主徴にない項目が正答です。
【選択肢別解説】
1:○ 潰瘍は、炎症の結果として組織が欠損した状態です。
炎症の経過で生じることはありますが、四主徴には含まれません。
本問の正答です。
2:× 腫脹は、血管の透過性が高まり、血漿成分が組織に漏れ出して生じます。
四主徴に含まれます。
3:× 疼痛は、ブラジキニンやプロスタグランジンなどの化学伝達物質が神経を刺激して生じます。
四主徴に含まれます。
4:× 発熱(熱感)は、局所の血管が拡張して血流が増えることで生じます。
四主徴に含まれます。
5:× 発赤は、局所の血管が拡張して充血することで生じます。
四主徴に含まれます。
【ポイント】
四主徴は「発赤・腫脹・発熱・疼痛」、五主徴はこれに「機能障害」を加えたものです。
それぞれの徴候が、血管拡張・血管透過性亢進・化学伝達物質のどれで生じるかも整理しておきましょう。