正答4
解説
正解は4です。
神経組織の特殊染色には、神経細胞・神経線維・髄鞘・グリア線維などを染め分ける方法があります。
本問は「用いないもの」を選ぶので、神経組織以外を対象とする染色が正答です。
【選択肢別解説】
1:× Bodian染色は、プロテイン銀を用いて神経原線維や軸索を黒く染める鍍銀法です。
神経組織の染色に用います。
2:× Klüver-Barrera染色は、ルクソールファストブルーで髄鞘を青く、クレシル紫で神経細胞のNissl小体を紫色に染めます。
神経組織の染色に用います。
3:× Nissl染色は、クレシル紫などで神経細胞の粗面小胞体(Nissl小体)を染めます。
神経組織の染色に用います。
4:○ orcein染色は、弾性線維やB型肝炎ウイルス表面抗原〈HBs抗原〉、銅結合蛋白を染める染色です。
神経組織の染色には用いないため、本問の正答です。
5:× PTAH(リンタングステン酸ヘマトキシリン)染色は、グリア線維や横紋筋の横紋、フィブリンを青紫色に染めます。
神経組織ではグリア線維の観察に用います。
【ポイント】
神経系の染色は「Bodianは軸索、Klüver-Barreraは髄鞘とNissl小体、Nisslは神経細胞、PTAHとHolzerはグリア線維」と対象ごとに覚えます。
orcein染色は「弾性線維・HBs抗原・銅」です。