正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
自己免疫性溶血性貧血(autoimmune hemolytic anemia〈AIHA〉)は、自分の赤血球に対する抗体によって赤血球が壊される病気です。
溶血の所見と、それを補う骨髄の反応が検査値に表れます。
【選択肢別解説】
1:× フェリチンは貯蔵鉄の量を反映する蛋白です。
AIHAに特徴的に高値を示す検査ではありません。
2:○ 赤血球が壊されると、骨髄はそれを補うために赤血球の産生を増やします。
その結果、若い赤血球である網赤血球が増加します。
3:○ 壊れた赤血球のヘモグロビンが分解されて、間接ビリルビン(非抱合型ビリルビン)が増えます。
そのため間接ビリルビンが高値になります。
4:× ハプトグロビンは、血中に出たヘモグロビンと結合して処理されるため消費されます。
溶血では高値ではなく低値になります。
5:× 総鉄結合能〈TIBC〉は、鉄欠乏で上昇する検査です。
AIHAで特徴的に高値を示すことはありません。
【ポイント】
溶血の検査所見は「網赤血球増加・間接ビリルビン上昇・LD上昇・ハプトグロビン低下」です。
AIHAでは直接Coombs試験が陽性になることも合わせて覚えましょう。