正答4
解説
正解は4です。
健常成人の脳脊髄液〈CSF〉は無色透明で、細胞は少数のリンパ球が主体です。
糖は血糖の約60〜80%、蛋白は15〜45 mg/dL程度で、クロールは血清より高値です。
【選択肢別解説】
1:× 色調は黄色ではなく、無色透明です。
黄色調(キサントクロミー)はくも膜下出血後や高蛋白の髄液でみられる異常所見です。
2:× 糖濃度は血漿の約10%ではありません。
正しくは血糖の約60〜80%で、細菌性髄膜炎では著しく低下します。
3:× 蛋白濃度は血清の約10%ではありません。
正しくは15〜45 mg/dL程度で、血清蛋白の1%にも満たない濃度です。
4:○ 細胞成分はリンパ球が主体です。
健常成人の細胞数は5個/μL以下で、リンパ球と少数の単球からなります。
5:× クロール濃度は血清より低値ではなく、高値です。
髄液のクロールは約120〜130 mEq/Lで、血清の値を上回ります。
【ポイント】
細菌性髄膜炎では「多形核球増加・糖低下・蛋白上昇」がそろいます。
ウイルス性髄膜炎ではリンパ球が増加し、糖はほぼ正常です。