正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
x̄-R管理図法は、管理試料を毎日測定し、平均値(x̄)と範囲(R)の変動を監視する内部精度管理法です。
x̄は系統誤差を、Rは偶然誤差を検出するのに役立ちます。
管理できるのは、自施設の分析過程で生じる誤差です。
【選択肢別解説】
1:× 施設間差は管理できません。
施設間差は、同一試料を多施設で測定する外部精度管理(コントロールサーベイ)で評価します。
2:○ 標準液の劣化は管理できます。
標準液が劣化すると検量線がずれ、管理試料の測定値が一定方向に偏るため、x̄の変動として現れます。
3:× 検体採取の過誤は管理できません。
採血や検体取り違えは分析前の誤差で、管理試料の測定には反映されないからです。
4:○ 分析機器の異常は管理できます。
光源や分注系の不具合は測定値のばらつきや偏りを生じ、Rやx̄の異常として検出されます。
5:× パニック値の検出は管理図の役割ではありません。
パニック値は患者検体の結果を確認して主治医へ緊急連絡する仕組みです。
【ポイント】
内部精度管理は分析誤差を、外部精度管理は施設間差を評価します。
分析前の誤差には、デルタチェックなど患者データを用いた方法が有効です。