正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
M蛋白は、単一のクローンの形質細胞(またはその前段階のB細胞)が産生する均一な免疫グロブリンです。
血清蛋白電気泳動でγ〜β分画に幅の狭いピーク(Mピーク)として検出されます。
【選択肢別解説】
1:× 骨髄線維症では通常M蛋白は検出されません。
造血幹細胞の異常による骨髄増殖性腫瘍で、骨髄の線維化が主体です。
2:○ 多発性骨髄腫ではM蛋白が検出されます。
腫瘍化した形質細胞がIgGやIgAなどの単クローン性免疫グロブリンを産生します。
3:× Hodgkinリンパ腫では通常M蛋白は検出されません。
腫瘍細胞(Reed-Sternberg細胞)はB細胞由来ですが、免疫グロブリン産生能を失っています。
4:× 急性リンパ性白血病では通常M蛋白は検出されません。
腫瘍細胞は未熟なリンパ芽球で、免疫グロブリンを分泌しません。
5:○ 原発性マクログロブリン血症ではM蛋白が検出されます。
リンパ形質細胞性の腫瘍細胞がIgM型のM蛋白を産生し、過粘稠度症候群を起こすことがあります。
【ポイント】
M蛋白の型は免疫固定法で同定します。
多発性骨髄腫はIgGが最多、原発性マクログロブリン血症はIgMと覚えます。