正答2
解説
正解は2です。
腫瘍マーカーは、腫瘍の種類ごとに特異性の高いものを組み合わせて用います。
乳癌ではCA15-3が代表的で、再発や治療効果のモニタリングに使われます。
【選択肢別解説】
1:× α-フェトプロテイン〈AFP〉は肝細胞癌の腫瘍マーカーです。
卵黄嚢腫瘍などの胚細胞腫瘍でも上昇します。
2:○ CA15-3は乳癌の腫瘍マーカーです。
乳腺上皮に発現するムチン(MUC1)を認識する糖鎖抗原で、転移・再発乳癌で上昇します。
3:× DU-PAN-2は膵癌や胆道癌の腫瘍マーカーです。
CA19-9と同じく糖鎖抗原の一つです。
4:× 前立腺特異抗原〈PSA〉は前立腺癌の腫瘍マーカーです。
前立腺上皮から分泌されるセリンプロテアーゼで、臓器特異性が高いです。
5:× 扁平上皮癌関連抗原〈SCC〉は扁平上皮癌の腫瘍マーカーです。
子宮頸癌・肺扁平上皮癌・食道癌などで用いられます。
【ポイント】
乳癌のマーカーにはCA15-3のほか、CEAやNCC-ST-439、HER2蛋白などがあります。
腫瘍マーカーは早期診断より経過観察に向いている点も押さえます。