正答1
解説
正解は1です。
単一呼吸法(窒素洗い出し法)では、肺内に元からある窒素を指標ガスとして使います。
最大呼気位から純酸素を最大吸気位まで吸入し、ゆっくり吐きながら呼気中の窒素濃度を記録します。
窒素濃度が急に上がり始める点(第Ⅳ相)からクロージングボリュームを求めます。
【選択肢別解説】
1:○ 酸素単独(純酸素)を用います。
吸入ガスに窒素を含まないことで、肺の上下で窒素の希釈の差が生じ、それを測定できます。
2:× 酸素と窒素の混合ガスは用いません。
窒素を吸入すると肺内の窒素濃度差がつかず、測定原理が成り立ちません。
3:× 酸素とヘリウムの混合ガスは用いません。
ヘリウムは閉鎖回路法による機能的残気量の測定などに用いるガスです。
4:× 酸素と一酸化炭素の混合ガスは用いません。
一酸化炭素は肺拡散能力の測定に用いるガスです。
5:× 酸素と二酸化炭素の混合ガスは用いません。
二酸化炭素は換気応答(高二酸化炭素換気応答)の検査などに用います。
【ポイント】
クロージングボリュームは末梢気道が閉塞し始める肺気量で、末梢気道病変の早期検出に役立ちます。
喫煙者や高齢者で増加します。