正答2
解説
正解は2です。
Michaelis-Menten式は v=Vmax×[S]÷(Km+[S]) で表されます。
基質濃度が高いと反応速度はVmaxに近づき、低いと基質濃度に比例します。
【選択肢別解説】
1:× Km値の単位はmg/dLではありません。
Kmは基質の濃度を表すため、mol/Lやmmol/Lなどの物質量濃度で表します。
2:○ 0次反応領域でVmaxが得られます。
[S]がKmより十分に大きいと酵素が飽和し、反応速度は基質濃度によらず一定のVmaxになります。
3:× Km値はVmaxの1/3ではなく、1/2の速度を与える基質濃度です。
式に v=Vmax/2 を代入すると [S]=Km となります。
4:× [S]がKmより著しく低いときは、v=Vmaxにはなりません。
このとき v は Vmax×[S]÷Km に近似し、基質濃度に比例する1次反応になります。
5:× 終点分析法で反応を早めるには、Km値が大きい酵素ではなく小さい酵素を使います。
Kmが小さい酵素は基質との親和性が高く、低濃度の基質でも速く反応が進むためです。
【ポイント】
初速度分析(レート法)で酵素活性を測るときは0次反応領域、つまり十分な基質濃度で測定します。
基質を測る終点分析法では、反応を1次反応領域で速やかに完了させます。