正答1
解説
正解は1です。
ツベルクリン反応は、結核菌の抗原に対するⅣ型(遅延型)アレルギー反応です。
抗体や補体ではなく、感作されたT細胞とマクロファージなどの細胞が反応の中心になります。
注射後48時間ほどで、発赤や硬結として現れます。
この問題は関与しないものを選ぶので、○ が答え(ツベルクリン反応に関与しない成分)です。
【選択肢別解説】
1:○ 補体は関与しません。
補体は抗体と協力して働く成分で、主にⅡ型やⅢ型のアレルギー反応に関与します。
2:× T細胞は関与します。
感作されたCD4陽性T細胞(Th1細胞)が抗原を認識し、サイトカインを放出します。
3:× マクロファージは関与します。
T細胞が出すサイトカインで活性化され、局所に集まって硬結を作ります。
4:× プロスタグランジンは関与します。
局所の炎症で産生され、血管拡張などを起こして発赤に寄与します。
5:× インターフェロンγ〈IFN-γ〉は関与します。
Th1細胞が放出し、マクロファージを強く活性化する中心的なサイトカインです。
【ポイント】
Ⅳ型アレルギーには、ツベルクリン反応のほか、接触皮膚炎や移植片拒絶反応があります。
結核感染の診断では、IFN-γの放出を測定するIFN-γ遊離試験も用いられます。