正答4
解説
正解は4です。
全血を分離せずに室温で放置すると、血球が生きたまま代謝を続けます。
その結果、血球が消費する成分は低下し、血球から漏れ出す成分や産生される成分は上昇します。
【選択肢別解説】
1:× カリウムは血球内に多く含まれます。
放置すると血球から血漿中へ漏れ出すため、低下ではなく上昇します。
2:× 無機リンは血球内の有機リン化合物が分解されて増えます。
そのため放置で上昇します。
3:× アンモニアは採血後も血球や血漿中のアミノ酸の分解で産生されます。
放置すると上昇するため、採血後すぐに冷却して測定します。
4:○ グルコースは赤血球などの解糖系で消費されます。
全血のまま放置すると時間とともに値が低下します。
5:× クレアチニンは採血後の代謝による変動がほとんどありません。
一晩の放置で大きく低下することはありません。
【ポイント】
血糖測定では解糖阻止剤のフッ化ナトリウム入り採血管を用います。
「放置で下がるのはグルコース、上がるのはカリウム・無機リン・アンモニア」とまとめて覚えましょう。