正答3
解説
正解は3です。
マラリア原虫を観察するGiemsa染色では、通常の血液像より高いpHの緩衝液を用います。
pHを弱アルカリ側にすると、原虫の核や感染赤血球の斑点がよく染まるためです。
【選択肢別解説】
1:× pH 6.2は酸性に傾きすぎています。
原虫の核や斑点の染まりが悪くなります。
2:× pH 6.8は通常の血液塗抹標本の染色に用いるpHです。
マラリア原虫の観察にはやや低すぎます。
3:○ マラリア検査ではpH 7.2〜7.4程度の緩衝液が推奨されます。
Schüffner斑点などの赤血球内の斑点が明瞭に染まります。
4:× pH 8.0はアルカリ性が強すぎます。
全体が青く染まりすぎて、構造の区別がつきにくくなります。
5:× pH 8.6もアルカリ性が強すぎます。
マラリア原虫の観察に適したpHではありません。
【ポイント】
Schüffner斑点は三日熱・卵形マラリア原虫、Maurer斑点は熱帯熱マラリア原虫で、感染赤血球にみられます。
これらの斑点はpHが低いと染まりにくいことを覚えておきましょう。