正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
ケトン体は、脂肪酸のβ酸化で生じたアセチルCoAから肝臓で作られる物質です。
アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸(β-ヒドロキシ酪酸)、アセトンの3つをまとめてケトン体と呼びます。
【選択肢別解説】
1:× 胆汁酸はコレステロールから肝臓で作られる物質です。
脂肪の消化吸収を助けるもので、ケトン体ではありません。
2:○ アセトンはアセト酢酸が自然に脱炭酸してできるケトン体です。
揮発性で、呼気に甘い果実のような臭いを与えます。
3:× アラキドン酸は二重結合を4つもつ多価不飽和脂肪酸です。
プロスタグランジンなどの材料で、ケトン体ではありません。
4:× トロンボキサンはアラキドン酸から作られるエイコサノイドです。
血小板を凝集させる物質で、ケトン体ではありません。
5:○ 3-ヒドロキシ酪酸はアセト酢酸が還元されてできるケトン体です。
糖尿病ケトアシドーシスでは血中で最も多くなります。
【ポイント】
尿試験紙のニトロプルシド反応はアセト酢酸とアセトンに反応し、3-ヒドロキシ酪酸には反応しません。
糖尿病や飢餓で脂肪の分解が進むとケトン体が増えます。