正答5
解説
正解は5です。
代謝経路の流れを決める調節酵素(律速酵素)を、経路ごとに正しく組み合わせる問題です。
【選択肢別解説】
1:× ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼは植物や細菌の酵素で、ヒトの解糖系の酵素ではありません。
解糖系の主な調節酵素はホスホフルクトキナーゼです。
2:× アセチルCoAカルボキシラーゼは脂肪酸合成の律速酵素です。
糖新生の調節酵素はピルビン酸カルボキシラーゼやフルクトース-1,6-ビスホスファターゼなどです。
3:× ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体は、ピルビン酸をアセチルCoAに変える酵素です。
脂肪酸合成の律速酵素はアセチルCoAカルボキシラーゼです。
4:× ヘキソキナーゼは解糖系の最初の反応を担う酵素です。
クエン酸回路の調節酵素はクエン酸シンターゼやイソクエン酸デヒドロゲナーゼなどです。
5:○ HMG-CoA還元酵素はHMG-CoAからメバロン酸を作る反応を担います。
これはコレステロール合成の律速段階です。
【ポイント】
HMG-CoA還元酵素は、脂質異常症の治療薬スタチンの標的です。
「解糖系はホスホフルクトキナーゼ、脂肪酸合成はアセチルCoAカルボキシラーゼ、コレステロール合成はHMG-CoA還元酵素」と対で覚えましょう。