正答4
解説
正解は4です。
Michaelis定数〈Km〉は、反応速度が最大反応速度〈Vmax〉の半分になるときの基質濃度です。
酵素と基質の結びつきやすさ(親和性)の目安になります。
【選択肢別解説】
1:× Kmは酵素の立体構造や電荷の状態で変わるため、pHの影響を受けます。
測定条件をそろえて比べる必要があります。
2:× アイソザイムは同じ反応を触媒しますが、構造が異なる酵素です。
そのためKmなどの性質はアイソザイム間で異なります。
3:× Kmが大きいほど親和性は高いのではなく、低くなります。
少ない基質で半分の速度に達する、つまりKmが小さいほど親和性が高いからです。
4:○ 競合阻害物質は基質と活性部位を奪い合います。
基質濃度を高くしないと同じ速度に達しないため、見かけのKmは大きくなり、Vmaxは変わりません。
5:× Kmは速度ではなく基質濃度です。
Vmaxの半分の速度を与えるときの基質濃度がKmです。
【ポイント】
非競合阻害ではKmは変わらずVmaxが低下し、不競合阻害ではKmとVmaxがともに低下します。
Lineweaver-Burkプロットでの見え方とあわせて覚えましょう。