正答5
解説
正解は5です。
褐色萎縮は、加齢や長く続く消耗性疾患で臓器が小さくなり、褐色調に見える状態です。
心筋細胞や肝細胞の中に褐色の色素がたまることで、この色調になります。
【選択肢別解説】
1:× 脂肪の沈着は脂肪変性(脂肪肝など)でみられます。
臓器は黄色調になり、褐色萎縮の原因ではありません。
2:× メラニンは皮膚や毛髪、母斑の色素で、メラノサイトが作ります。
褐色萎縮で臓器の細胞に沈着するものではありません。
3:× アミロイドは線維状の異常蛋白で、アミロイドーシスで沈着します。
褐色萎縮の原因ではありません。
4:× グリコーゲンの過剰な沈着は糖原病などでみられます。
褐色萎縮の原因ではありません。
5:○ リポフスチンは細胞内で分解しきれなかった脂質などの残りかすからなる色素です。
消耗色素とも呼ばれ、褐色萎縮で心筋や肝の細胞に沈着します。
【ポイント】
リポフスチンは心筋細胞では核の両極に沈着するのが特徴です。
ヘモジデリン(鉄)やビリルビンなど、ほかの褐色の色素と区別しましょう。