正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
アポトーシスは、遺伝子にプログラムされた仕組みで細胞が自ら死ぬ能動的な細胞死です。
これに対し壊死(ネクローシス)は、傷害による受動的な細胞死です。
両者の違いを形態とDNAの変化で整理します。
【選択肢別解説】
1:× 細胞膜の破裂を伴うのは壊死です。
アポトーシスでは細胞膜は保たれたまま細胞が縮み、アポトーシス小体に分かれます。
2:× アポトーシスはカスパーゼなどの酵素が順に働く能動的な過程です。
ATPを必要としないのではなく、必要とします。
3:○ アポトーシスでは核のクロマチンが濃縮し、核膜の内側に寄ります。
その後、核は断片化します。
4:× アポトーシス小体はマクロファージにすぐ取り込まれ、内容物が漏れません。
そのため高度の炎症は起こしません。
5:○ DNAはヌクレオソームの間で切断され、約180塩基対の整数倍の断片になります。
電気泳動で梯子状のDNAラダーとして見えます。
【ポイント】
「膜が保たれる・炎症なし・DNAラダー」がアポトーシス、「膜が破れる・炎症あり・DNAはランダムに分解」が壊死と対比して覚えましょう。