正答1
解説
正解は1です。
病理解剖では、遺体の血液や体液、組織から感染するおそれがあります。
結核菌などの空気感染を防ぐため、解剖室の空調は室内の空気が外に漏れない陰圧にします。
誤っているものを選ぶ問題なので、感染対策として不適切なものが答え(○)になります。
【選択肢別解説】
1:○ この記述が誤りです。
陽圧にすると汚染された室内の空気が外へ押し出されます。
解剖室は陽圧ではなく陰圧に保ちます。
2:× 防水性のエプロンは、血液や体液が体に付くのを防ぎます。
正しい感染対策なので、答えではありません。
3:× 使用した器具は滅菌して、病原体を確実に死滅させます。
正しい感染対策なので、答えではありません。
4:× 入室前に手袋を着けることで、手指が血液や体液に触れるのを防ぎます。
正しい感染対策なので、答えではありません。
5:× 結核やウイルス性肝炎などの既往を事前に確認すると、必要な防護策を準備できます。
正しい感染対策なので、答えではありません。
【ポイント】
空気感染する病原体を扱う部屋は陰圧、易感染患者の病室(無菌室)は陽圧と、目的に応じて使い分けます。
病理解剖では、N95マスク、ゴーグル、ガウンなどの個人防護具も用います。