正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
便潜血の免疫学的検査法は、ヒトヘモグロビンに対する抗体を用いて便中の血液を検出する方法です。
大腸癌検診で広く用いられています。
【選択肢別解説】
1:× 便中の鉄を検出するのではありません。
ヒトヘモグロビン(グロビン部分)の抗原性を抗体で検出します。
2:× 食事制限は不要です。
ヒトヘモグロビンに特異的に反応するため、肉類などに含まれる動物の血液には反応しません。
3:× 化学的検査法より検出感度は高いです。
化学的検査法(グアヤック法など)はヘムのペルオキシダーゼ様活性を利用しますが、感度は免疫法に劣ります。
4:○ 便の表面をこするように広く採取するのが正しい方法です。
出血は便の表面に付着していることが多いため、表面を広くこすり取ります。
5:○ 下部消化管出血の検出に適しています。
上部消化管からの出血では、ヘモグロビンが胃酸や消化酵素で変性し抗原性が失われるためです。
【ポイント】
免疫法は「ヒト特異的・食事制限不要・高感度・下部消化管向き」です。
化学法は「動物の血液や鉄剤・野菜のペルオキシダーゼで偽陽性、上部消化管出血も検出」と対比して覚えましょう。