正答2
解説
正解は2です。
針筋電図では、安静時の自発電位と随意収縮時の運動単位電位を評価します。
急性の脱神経では、神経支配を失った筋線維が安静時に自発放電を起こします。
【選択肢別解説】
1:× 急速動員は筋原性疾患でみられる所見です。
筋線維が減って1つの運動単位の力が弱いため、弱い収縮でも多くの運動単位が動員されます。
2:○ 陽性鋭波は急性脱神経でみられます。
神経支配を失った筋線維が安静時に自発的に放電し、線維自発電位とともに出現します。
3:× 高振幅電位は慢性の神経原性変化でみられる所見です。
生き残った神経が軸索を伸ばして再支配し、運動単位が大きくなるためです。
4:× 多相性電位は脱神経後の再支配期や筋原性疾患でみられる所見です。
急性脱神経そのものを示す所見ではありません。
5:× ミオトニー放電は筋強直性ジストロフィーなどでみられる所見です。
振幅と頻度が漸増・漸減し、急降下爆撃音と呼ばれる特徴的な音を伴います。
【ポイント】
急性脱神経は「線維自発電位・陽性鋭波」、慢性神経原性変化は「高振幅・長持続の運動単位電位」です。
筋原性変化は「低振幅・短持続・多相性電位と急速動員」と対比して覚えましょう。