正答2
解説
正解は2です。
本問は誤っている記述を選びます。
医療用MRIは、強い静磁場の中で体内の水素原子核(プロトン)に電磁波を当て、その共鳴信号を画像化する検査です。
【選択肢別解説】
1:× 任意の断面を画像化できるという記述は正しいです。
傾斜磁場のかけ方を変えることで、横断・矢状断・冠状断や斜めの断面を撮像できます。
2:○ 炭素の信号を画像化するのではありません。
生体に豊富に含まれる水や脂肪の水素原子核の信号を画像化します。
3:× 拡散強調画像は急性期の脳梗塞の検出に優れるという記述は正しいです。
梗塞巣では水分子の拡散が制限され、発症早期から高信号として描出されます。
4:× 頭部では造影剤なしで血管を撮影できるという記述は正しいです。
TOF法などの磁気共鳴血管撮影(MRA)では、流れる血液の信号を利用して血管を描出します。
5:× 拡散テンソル画像は神経線維の走行を描出できるという記述は正しいです。
水分子が神経線維に沿って拡散しやすい性質(異方性)を利用します。
【ポイント】
MRIは放射線被曝がない一方で、体内金属やペースメーカーの確認が必須です。
拡散強調画像は超急性期脳梗塞の検出で、CTより優れています。