正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
過酸化水素・ペルオキシダーゼ系の呈色反応(Trinder反応)は、酵素反応で生じた過酸化水素を色素に変えて測定する方法です。
グルコースやコレステロールなど多くの項目の測定に用いられます。
【選択肢別解説】
1:× ADPはこの呈色反応には必要ありません。
クレアチンキナーゼの測定などで基質として用いられます。
2:× NAD(P)Hはこの呈色反応には必要ありません。
脱水素酵素系の反応で340 nmの吸光度変化を測定する際に用いられます。
3:○ フェノールは必要な試薬です。
水素供与体として、ペルオキシダーゼの作用で4-アミノアンチピリンと酸化縮合します。
4:× 4-ニトロフェノールはこの呈色反応には必要ありません。
アルカリホスファターゼやアミラーゼの測定で、合成基質から遊離する発色物質として用いられます。
5:○ 4-アミノアンチピリンは必要な試薬です。
フェノールと過酸化水素とともに反応し、赤色のキノンイミン色素を生じます。
【ポイント】
Trinder反応は「過酸化水素+フェノール類+4-アミノアンチピリン」をペルオキシダーゼで縮合させる反応です。
フェノールの代わりに、より感度の高い新Trinder試薬が使われることもあります。