正答3
解説
正解は3です。
細胞診のGiemsa染色は、塗抹標本を乾燥固定してから染める方法です。
湿固定で行うPapanicolaou染色との違いを理解しておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 核が異染性を示すのではありません。
Giemsa染色で異染性を示すのは、肥満細胞の顆粒や粘液、軟骨基質などです。
2:× 細胞質の角化が明瞭になるのはPapanicolaou染色です。
OG(オレンジG)により角化した細胞質がオレンジ色に染まります。
3:○ 細胞質内顆粒が観察しやすいという記述は正しいです。
Giemsa染色は好中球や好酸球、肥満細胞などの細胞質内顆粒を明瞭に染め分けます。
4:× 乾燥により細胞は小さくではなく大きく見えます。
乾燥固定ではスライドガラス上に細胞が平たく広がるためです。
5:× クロマチン構造が観察しやすいのはPapanicolaou染色です。
湿固定で細胞が立体的に保たれるため、核の微細構造の観察に優れます。
【ポイント】
Giemsa染色は「乾燥固定・細胞は大きく平たい・顆粒や細胞質の観察向き」です。
Papanicolaou染色は「湿固定・クロマチンや角化の観察向き」と対比して覚えましょう。